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Nutanix Calmを早速触ってみた…

さて、今日はNutanix AOS 5.5 What's New!をお送りする予定でしたが、各所で先行して情報が公開されている状況ですので、予定を変更してお送ります。

「Nutanix Calmを触ってみた!」です

 Nutanix Calmは、2016年8月にNutanix社が買収したCalm.io社の製品をPrismに取り込んだ初めてのリリースになります。俗にいうクラウドオーケストレーション製品というやつで、VMware社ではvRealize Automation、Cisco社ではCloudCenterなどが似たようなポジションで製品を展開しています。Nutanix社もAOS5.0で利用者自身による仮想マシンの払い出しを可能にするSelf Service Portal(SSP)機能を提供開始しましたが、今回これを拡充する形でPrism Centralに内蔵する形でCalmが提供されるようになりました。

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1608/29/news052.html

では早速触ってみましょう。

Nutanix CalmPrism Central 5.5以降に含まれています。またCalmを動作させるには、AOS 5.5で構成されたAHVクラスタ上にPrism Centralを動作させる必要があります。旧バージョンのPrism Centralからアップグレードする場合には注意が必要です。

Obelix_prism_element

Prism Centralにログインすると確かに「アプリ」の文字が!
但しセットアップしないと使うことはできないようです。

*Prism Centralもパスワードポリシーの変更で既定のパスワードが変更されているので注意

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仕方がないので、セットアップを進めます。
この手順に進む前に、クラスタのデータサービス用IPを設定しておく必要があります。

Prism_central_2

しばらく待つとCalmの構築が完了して、ポータルにアクセス可能になります。

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Calmでは、ユーザが利用できるカタログを管理者が作成したブループリントか、マーケットプレイスで提供されるブループリントを使うか2つの方式で提供することができます。既に初回リリースながらいくつかのサードパーティベンダーからブループリントが提供されています。マーケットプレイスマネージャからPublishを選択するとCalmマーケットプレイスに公開されるようになっているようです。

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ポータルから選択すると、このまま割り当てられたリソースに展開するか、提供されたブループリントのクローンを作成してカスタマイズするかを選択することができます。

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この手のオーケストレーションツールはなんでもそうだと思うのですが、すべてはブループリントでできることが決まります!ブループリントに始まり、ブループリントに終わるといっても過言ではないはずです!

0から作る話をしていると、制限時間に間に合わなくなるため今回は作成済みのブループリントの中身について紹介してみたいと思います。

MellanoxのNeoのブループリントをクローンして中身をみてみます。

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またそれだけではなく、Packageのタブを開いてみると内部で動作するアプリケーションの導入・設定に関するスクリプトの記述などがされていることがわかります。

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このような設定をブループリントとして設定されているからこそ、利用者はセルフサービスポータルを便利な自動販売機として利用可能になるのです。ブループリントの重要さを少しわかっていただけたでしょうか?

また現在のCalmでは、ブループリントの展開先として2つのプラットフォームをサポートしています。1つは今回紹介したAHV5.5のクラスタ、もう一つはパブリッククラウドAWSになります。こんな感じでAHVに関する設定以外にAWSに関わる設定項目があります。

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と、AOS5.5から提供されるNutanix Calmをとりあえず触ってみた内容をお伝えしてみました。もしかしたら、来週か再来週に続くかもしれません。