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Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ
実はもう帰国して、翌日月曜日に出社しているのですが、前回でようやくまだ半分なので残り2回更新していきます、今回はOne OS≒Acropolisに続き、One Click≒Prism編です。
One Clickは今後は自動化からインテリジェント(≒AI)へ。Prismの凄さはワンクリックの裏にある緻密な自動化でしたが、更に発展させて今流行りの(?)機械学習を取り込んでいきます。
スケーラブルな展開、特にPrism CentralはVM1000台あたり1台でスケールアウト。運用もワンクリックで簡単に行えるように。
ワンクリックでのネットワーク、可視化は組み込み、ロードバランサやファイヤウォールなどのネットワーク機器の構成を統合。マイクロセグメンテーションもワンクリックで行えるようにします。
連携するネットワークエコシステムベンダーはこちら。昨年のウィーンからは増えていませんが、必要十分な範囲で網羅されていると思います。
インテリジェント部分、目的に特化したデータ収集と機械学習によって、自動的にクラスタへアクションを実行する、例えば死んでいるVMを消す、大きな仮想マシンを再配置する、オンデマンドでリソースを追加する等。VMwareのDRSやキャパシティプランニングツールでも同様の操作をレコメンドしてくれるものはありましたが、スケールアウトするアプライアンス(HCI)としてすべてのリソースにアクセスできるNutanixならではの一歩進んだインテリジェントに見えます。ベースとなっているX Fitテクノロジーは特許出願中。
もう一つのワンクリックはNutanixが昨年買収したCalm.ioがベースとなっているNutanix Calm。アプリケーションレイヤでの自動化です。
様々なベンダーのアプリケーション(もしくはinfra as a codeであればインフラも!!)をワンクリックで展開することが可能です。
アプリケーションレイヤである、ということは同時にインフラとは切り離されているということもできます。Calmで展開できるようにしたアプリケーションは(Containerなどで互換性が保証されていれば)オンプレミスを含め、どんなクラウドでも動作することになり、アプリケーションの使われ方に応じて自由にマルチクラウド(ハイパーバイザー)で運用することが可能となります。
ワンクリックのコントロールプレーン(Prism Central)およびアプリケーション(Calm)に加えてクラウドスケジューラー(マルチクラウド間でのアプリケーションの柔軟な配置)、更に少し毛並みはOne OS側に寄りますが、AHVのvGPU対応もアナウンスされました。
以下はCalmからWindows 10を展開するスクリプトの編集画面ですが、vGPUを展開するオプションがすでに用意されています。(実際にはOS内にNVIDIAのドライバをインストール?)
また、状況を機械が推論しておかしいと思った際に動的にアラートをあげてくれたり、自動的にRCA(Root Cause Analysis=根本原因分析)を行ってくれるような自動化(機械による推論)も行われるようになるようです。
写真には収められませんでしたが、サイジングについても機械学習による最適化が行える用になるとのことでした。
上はRCAのデモ画面ですが、動的なアラート(水色が機械が推論した負荷を超えた際にアラートが上がる)や、ホストインフラの不安定の根本原因がOracleVM にあることなどがわかるようになっています。
続いてはネットワーク関連のデモ。クラウドをつなぐとなると数週間から数ヶ月かかっていましたよね?
Calm経由でキックしたAVIATRIX(当社も取り扱っているクラウドトンネリングアプリケーションベンダー)を設定させることでほんの僅かな時間でクラウド間を接続できます!
続いて、マイクロセグメンテーションのデモ。
昨年のウィーンからと比べると随分UIが洗練されたように思います。ネットワークの状況を可視化しながら、不要な通信を見つけたらワンクリックで遮断、わかりやすいデモになっていました。
以上がOne Click編です。続いて・・・もう一つ、例のアレは明日に公開します。
記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX)
速報の第三弾です。One ClickについてはPrismと今回からCalm、そしてその先に機械学習による推論をベースとした自動化でよりOPEXを削減できるような仕掛けが多く登場してきました。クラウドと戦う or クラウドになるというビジョンに基づいて、運用にかかるOPEXをとにかく小さくすることはNutanixのコアコンピタンスです。
ある意味地味に見える部分ですが、絶対に必要な部分で今後も楽しみな分野です。