皆さんこんにちは
NetAppチームの和田です。
三週坊主にならずにきちんとBlogを書いております。
途中でこのシリーズの更新を止めてしまうと皆さんのVMデータストアに
10GB×2近くの不要なデータを残してしまうわけでして、かなりのプレッシャーを感じております。
気合入れていきます
目次(カッコカリ)
・ONTAPシミュレータの入手とVMデータストアへの展開編
・シミュレータ起動前の下ごしらえ編←前回のテーマ
・初期セットアップ編←今回のテーマ
・ディスク本数/容量を増やしてみましょう編
・SVMも作っちゃいます?編
・BRODECAST DOMAIN編
前回はデータストアにシミュレータをアップロードしてcluster interconnect用vSwitchを作ったり
不思議な名前つきパイプを作ったりしました。
今回でやっとこさシミュレータの電源を入れることができます。
一台ずつお願いしますね。一台ずつ
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一台目の仮想マシンの電源を入れます。
"*"で囲まれた"Press Ctrl-C for Boot Menu"というメッセージが表示されましたら
表示に従ってコントロールキー+Cを入力します。
押すのが間に合えばブートメニューが表示されます。
押すのが間に合わないとONTAPの起動が始まってしまうので、
先週取得したはずのスナップショットまで戻ってやり直しましょう。
初代だだだっ!をモニタに穴が開くほど読んだ皆様は
「ここで5のMaintenance modeに入るのであろう、そうであろう」と思うかも知れませんが、
ここからの操作が8.3編だだだっ!で変わってくるところです。
4を選びます。4です。
4を選ぶと「ほんとにまっさらにしてええのやな?」と二度聞かれますので、
yを二回入力しましょう。
一度シミュレータの再起動がかかってzeroingが始まります。
下の画像のように..........と表示され始めましたらしばらく放置しましょう。
データストアの種類等でzeroingにかかる時間は異なってくるので「しばらく」としか言えないのです。。
あ、でもdiskassignを行わない今回のやり方ですと若干zeroingは早く済む気がします。
一台目のシミュレータのzeroingが始まりましたら、二台目のシミュレータにも電源を入れましょう。
起動直後に"Hit [enter] to boot immediately, or any other key for command prompt."と表示されますので、
エンター以外のキーを押し、コマンドプロンプトに入ります。
正しくエンター以外のキーを押せた場合にはVLOADER>と表示されるはずですが、
タイミングが遅れると起動が進んでいきます。
起動が進んでしまった場合も先週取得したスナップショットを活用しましょう。
ちなみに自動的にBootが始まるまで10秒間猶予があるはずなのですが、弊社環境だと異常にシビアに感じます。
コンソールの上部の電源ボタンを使うのではなく、コンソールを開かずにインベントリから電源を入れ、
それから一呼吸置いてコンソールを開いてエンター以外のキーを入力というシーケンスを踏んだほうが意外と上手にいきます。
何度も失敗する方は騙されたと思ってぜひ試してみてくださいね。
さて、VLOADERプロンプトに入ることができましたら、
二台目のシミュレータのシリアルナンバーとシステムIDを変更します。
VLOADER>setenv SYS_SERIAL_NUM 4034389-06-2
VLOADER>setenv bootarg.nvram.sysid 4034379062
こちらのシリアルナンバーは一週間目でシミュレータをダウンロードする際に
一緒にダウンロードしてくださいねとお願いしたライセンスキーなどが入っているファイルにも記載されています。
VLOADER>printenv SYS_SERIAL_NUM
VLOADER>printenv bootarg.nvram.sysid
上記コマンドで先ほど入力したシリアルナンバーとシステムIDに変更されているかを確認します。
確認ができましたら
VLOADER>boot_ontap
と入力し、一台目のシミュレータと同様に"*"で囲まれた"Press Ctrl-C for Boot Menu"の表示で
コントロールキーとCを入力、4を選択してzeroingを実行します。
結構長かったですね。。
読むのも疲れてしまうと思いますし、今週はここまでにしましょう。
目次はカッコカリです。