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次世代のクラウド上で収益を上げる

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの翻訳版です。原文を参照したい方はCapitalising on the Next-Generation Cloudをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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ハイパーコンバージェンスを通じて新たな売上の流れを作る方法

チャネル(販売網)で成功するためには柔軟性と技術的な先進性とともに進化を厭わないことが重要です。単に一年間だけを振り返ったとしても、機転の効くチャネルパートナー(販売パートナー)はハイパーバイザーより上でのサービス経験を重ねることで新たなる売上の軸を構築してきています。機を捉えて構成やセットアップのとレージングを実施することも有りますが、主としてお客様がOracleやSAPの環境としてハイパーコンバージェンスを利用するためのアドバイスを提供しています。その他のチャネルの努力としてはバックアップ、ビジネス継続、仮想化デスクトップインフラストラクチャ、ユニファイドコミュニケーション、それに続く長い付加価値サービスのリストでハイパーコンバージェンスがいかに効率が良いのかということを伝えてくれています。

テクノロジーが進歩するにつれ、その機会も進歩します。そしてチャネルパートナーにとっての最新の機会はハイブリッドクラウドへの移行となっています。最近のIDCのレポートに謳われているとおり、ヨーロッパのIT組織の4社に1社が既に複数のパブリッククラウドとオンプレミス環境にまたがった階層化アプリケーションを運用しています。この状況はほんの始まりにしか過ぎません。よくあるシナリオとしてフロントエンドのアプリケーションはパブリッククラウドにホストされていますが、そのアプリケーションはオンプレミスにあるバックエンドシステムと接続されているのです。これが全てのシナリオではありませんが、クラウドへバーストするアプローチとしてハイブリッドクラウドは急速に人気を高めています。プライベートクラウドやデータセンタで動作しているアプリケーションが要件の上昇でコンピューティングキャパシティを使い切るような際にはパブリッククラウドへバーストできるというアプローチを提供するのですから、この人気の上昇はよく理解できます。

うまくやっているチャネルパートナーは何がCIOを夜遅くまで悩ませ、何がCIOのウィッシュリストにあるのかということを常に考えています。そうしたリスト上に乗っているものの一つは疑うこと無く、パブリッククラウドにホストされているアプリケーションのコストを性能と可用性を向上させつつも削減する革新的な方法です。更にはクラウドロックインの危機から自身を守るために、ソフトウェアレイヤーでの解決も望んでいるのです。

そこでエンタープライズクラウドを検討するタイミングが来るのです。ー これはすなわち、オンプレミス、クラウド内、そしてハイパーバイザー間を自由に、迅速に移行できるということです。

移行の自由

会社組織はクラウドホスティングのためのコストを低減し、アプリケーションにさらなる柔軟性を求めています。チャネルパートナーにとっての機会は広大です。この機会を実感するための最初のステップはアプリケーションがどれだけやり取りをしているか、統合されているかを理解することから始まります。そしてその結合を取り外して移行の自由を実現するのです。

しかしながら、チャネルパートナーにとっての基本はプライベートクラウドと同様のエクスペリエンスを移行先のパブリッククラウドから得られない限りはお客様をマルチもしくはハイブリッドクラウド環境へと移行させてはならないということを常に意識しておくことです。これは2,3年前には不可能でしたが、現在ではパブリッククラウドのパフォーマンスと等しいプライベートクラウドのエクスペリエンスを実現することが本当に可能になっています。

ハイパーコンバージェンスの旅路は驚くほどのものでした。最初はストレージを「インビジブル(不可視)」で、ソフトウェア定義の柔軟なものにするということから始まっていますが、すぐにそれは開発者がセルフサービスポータルから仮想マシンを起動し、アプリケーションワークロードのためのリソースを展開する能力を提供するようになりました。若干2年前まではこれは考えることさえ不可能でした。しかし、あらゆるハイパーバイザー、複数のそれを支えるプラットフォームそして、あらゆるパブリッククラウドに開かれたエンタープライズクラウドソフトウェアのお陰で今日、会社組織はオンプレミスのデータセンタのプライバシーの中で、真のパブリッククラウドのエクスペリエンスを利用できるようになったのです。

こうした全ての進歩はそのインテグレーションをうまく動かすことのできる情報をしっかり持ったチャネルパートナーの必要性を生み出します。ハイパーバイザーの知識だけではありません。スイッチ上のLUNやVLANについて考慮するような日々はソフトウェアがそれを自動的にやってくれるようになった今では終わってしまったのです。今日必要とされるのはお客様に対してアプリケーションがお互いにシームレスに結合しながら自在に移行でき、更にしっかりとしたパフォーマンスを提供できるプライベートとマルチクラウド環境を構築する方法を完璧に理解していることです。

考え方のシフトが機会と売上をもたらす

ハイパーコンバージドクラウドがITの景観を変えてしまうに連れて、会社組織がクラウドを自由自在に使えるように開放してきました。ですが、こうした組織は次世代のエンタープライズクラウドの先進性を存分に活用できるための助けを必要としています。

一緒に活動するハイブリッドクラウドベンダーを正しく選ぶことは非常に重要です。というのも、テクノロジーを身につけるためにも、プロフェッショナルサービスを行うためにも優れたトレーニングや教育を保証できなくてはならないからです。この市場に新たに参入するチャネルパートナー様はグローバルシステムインテグレーターとの協業を念頭に入れて下さい。彼らはハイブリッドクラウドベンダーとの橋渡しをしてくれるだけでなく、より良い結果につながるだけでなく、おそらく多くの利益ももたらしてくれるはずです。

さぁ、今こそがスキルのあるパートナーとしてお客様の必要とする能力を構築、展開すべき時です。ビジネスに重要なアプリケーションをセルフサービスモデルで展開し、オンプレミスからパブリッククラウドへと自由に移行させ、再び戻してくる事ができ、それはあらゆるプラットフォーム、あらゆるハイパーバイザーで実現できます。このゲームのルールを変えるモデルを収益化できれば、そこから得られる報酬も約束されています。

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2018

今回はちょっと嗜好を変えて、パートナー様向けの記事です。HCIを販売するとプロフェッショナルサービスを販売する機会が減る・・・という話を耳にします。たしかにそのとおりです。これまではLUNやVLANというような専門家が必要だったデータセンタインフラが、非常にシンプルなサーバープラットフォームだけで出来上がってしまいますから、これはある意味で正しいと思います。

一方で、HCIを販売しなければどうなるでしょうか? 既にパブリッククラウドが世に存在していますので、「クラウドのコストの壁」や「ロックインされたくないという意識」は存在するかもしれませんが、ほとんどすべてのワークロードがパブリッククラウドでも動作する昨今ではパブリッククラウドを利用するという選択肢が出てきて、こちらでもプロフェッショナルサービスを販売する機会がなくなってしまいます。

つまり、現在はハイパーバイザーより下のプロフェッショナルサービスは何ら価値を産まない、そういう時代になっているのです。こうなってくるとプロフェッショナルサービスはサービス/アプリケーションに特化したものになるしかないのです。

ネットワールドはNutanixディストリビューターであるだけでなく、上で述べられているグローバルシステムインテグレーターと同様にNutanixの認定コンサルティングパートナーで、様々なプロフェッショナルサービスをご提供することが可能です。システムインテグレーターとは違い、エンドユーザー様への販売を直接しませんので、パートナー様と競合することは一切ありません。

是非国内のエンドユーザー様へハイブリッドクラウド環境を提供するお手伝いをご一緒させて下さい。