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【Nutanix初心者と学ぶ】Nutanix Move vol.2

Nutanix Move vol.2

こんにちは

Nutanix担当 野村です。

前回はMove VMの作成まで終わりました。

今回は、待ちに待った仮想マシンのお引越しをやっていきます‼

 

実践

●環境詳細

※Moveに必要な情報のみ記載

 ○Nutanix

 ・AOS ver. 7.0.0.5

 ○VMware

 ・vCenter ver. 7.0.3.01600

 ・ESXi ver. 7.0U3

 

環境イメージ図↓ 今回は①を除いた②~⑧を行っていきます。

Move VM起動

PE(Prism Element)から前回作成したVMを起動しコンソール画面を立ち上げます。

ユーザ名、パスワードを入力するとパスワード変更が求められるので任意のパスワードを設定します。

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ユーザ名:admin

初期パスワード:nutanix/4u

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対話形式でIPアドレス諸々の設定が求められるので、ここで設定しましょう。

※DNSサーバーは移行元の環境と同じものを指定します。

 

誤ってすっ飛ばしてしまった場合は、以下のコマンドで設定可能です。

configure-static-ip

Webブラウザへのアクセス、移行準備

Webブラウザで設定したIPアドレスにアクセスしましょう。

以下のような画面が確認できたらアクセス成功です。

 
設定画面から、前回取得したVDDK Libraryのアップロードを行います。

 

[+ Add Environment]から移行元と移行先の環境を追加します。

移行

では実際に移行していきましょう

[+ Create a Migration Plan]から具体的な移行プランを作成していきます。

 

①移行元・移行先それぞれの環境を選択し、移行先のコンテナを選択します。

②移行したいVMを選択します。

③移行先環境で利用するネットワークを指定します。

オプションで選択できるTest Networkは、本番移行前に別のネットワークを利用し移行のテストを行う機能となります。

④今回はオートマティックモードを選択しオプションとしては下記を選択します。

・移行前の仮想マシンに割り当てられたIPアドレスを維持する

・VMWare Toolsをアンインストールする

・Nutanix Guest Toolsをインストールする

 

⑤仮想マシンの設定は、今回はすべてデフォルトで次へ進みます。

⑥設定内容を確認して問題がなければ実行します。

 

しばらく待つと、Migration Statusが[Ready to Cutover]に変わるので、変わったことを確認してCutoverを実行します。

Migration Statusが[Completed]に変わると移行完了です。

 

Prism Central上でも移行対象の仮想マシンを確認することができました。

 

オプションで選択したNutanix Guest Toolsのインストールも確認できました。

 

以上でMove編は終了となります!

 

ネットワールドではNutanixハンズオンを定期開催しています。ハンズオンではMoveを使った移行も体験することができますので、ご興味のある方は弊社セミナーサイトからスケジュールをご確認ください。

 

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↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓