こんにちわ。ストレージ担当小野です。
PowerStoreOSが4.xになりNASについても様々なアップデートがありました。
その中で同様のUnifiedStorageであるUnityのNAS機能との違いを調べてみました。
今回はNAS機能のみを比較するので、その他筐体による違い等はある程度目をつぶっておこうと思います。
まずはNASを設定するためのポートを見ていこうと思います。
PowerStoreはBond0のみに対し、Unityは複数のポートが選択できます。
PowerStoreがNASを作成できるのはマスターアプライアンスのみという制約もあるため、クラスター化されたPowerStoreにおいても1つのみということになります。
次にプロトコルを見ていきましょう。
PowerStore、UnityともにSMB/NFSv3/NFSv4を使うことができ、マルチプロトコルにも対応しています!
NASサーバを構築する場合に差はない結果となりました。
補足:NASに設定できるDNSサーバも共に3個ずつ設定可能
次はFileSystemを見ていこうと思います。
細かな作成手順による違いはあれど、作成の制限等による違いはありませんでした。
共有についても同様でストレージ側で設定する項目の違いはありません。
次に保護関連をみていきます。
Snapshot、レプリケーションについてはどちらも同じように作成できます。
クォータについても比べてみましたが、設定できる項目、内容ともに違いはありませんでした。
いかがでしょうか。
NASとしての基本機能はほとんど差分が無いことがわかったと思います。
最後に結果とストレージの制限をまとめた表を載せたいと思います。
※制限値の項目はPowerStore1200T、Unity380Fをもとに記載しています
PowerStoreとUnityでNASの基本機能を中心に比べてみましたが、ほとんど同じレベル感で使えることが分かったと思います!!
今後はPowerStoreをUnified Storageとして検討していければと幸いです。
ホスト毎の接続ガイドはサポートページにまとまっていますが、一部紹介します。
■VMware
■IBM AIX
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