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エンドユーザーにフォーカスを : Citrix XenserverとNutanixのエンタープライズクラウドプラットフォーム

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの記事Putting the Focus on End-users: Citrix XenServer and Nutanix Enterprise Cloud Platformネットワールドが翻訳したものです。著作者はNutanix社のDirector of Solutions MarketingのSachin Chheda氏です。

NutanixのCEO、Dheeraj Pandeyは最近companies with staying power(勢いを保ち続ける会社)という記事を投稿しています。もともとは造反者として始まった彼らは、業界に優れた変革をもたらし、業界における地位を確立しながらも、自分自身への再発明も行っています。この顧客中心の見方はエンジニアから、サポート、ソリューション開発までにおけるNutanixのガイドラインとなる基本思想の一つでもあります。これは他でもないアプリケーションやデスクトップ仮想化の分野において、顕著に現れています。

NutanixとCitrixはVDIとアプリケーション仮想化を定期的に革新し、情報システム部門のエンドユーザーのニーズへのフォーカスするための場を提供してきました。例えば、2016年にシドニーでNutanixはフルスタックのターンキー(鍵を回すだけ)のInstantON VDI for Citrixと呼ばれるCitrix XenDesktopとMicrosoft WindowsベースのVDIソリューションを発表しました。これによって適切な価格帯でのエンタープライズレベルのエクスペリエンスの提供がなされたのです。2つの会社は設計者や管理者に業界を代表するVDIとアプリケーション仮想化ソリューションを様々な異なる仮想化スタック上で動作させるという選択という力を提示したのです。この中には業界初となるXenAppとXenDesktop-Microsoft Hyper-V上で動作-するソフトウェアで定義されたCitrix Validated Solution(Citrix検証済みソリューション)、ESXiとの検証済みソリューション、それからNutanix AHV仮想化スタックを活用したCitrix MCSとの統合ソリューションが含まれています。今日のニュースはこの我々の情報システム部門の方々へのコミットメントを更に後押しするものとなります。

NutanixはCitrixと共同で将来、将来業界をリードするXenServer上で動作するXenApp、XenDesktop、NetScaler VPSそしてNetScalerをNutanix エンタープライズクラウドプラットフォーム上でサポートすることをアナウンス致します。NutanixのAsterixリリースと共に、XenServerを利用しているお客様はXenServer 7をNutanixソリューションのTech previewとして動作させることが可能になります。

Citrixを利用しているお客様の間での一般的な選択では、XenServerはもっとも大きなXenApp、XenDesktopの環境においても十分適応できるというものです。Nutanix AHVと同様に、Citrix XenServerでは特別なライセンスが必要になるわけではありません。Citrix XenAppとXenDesktopに含まれており-別の仮想化スタックへの投資を削減することが出来ます。最新ヴァージョンであるXenServer 7では拡張グラフィックスサポート(Linux用のvGPUと拡張性の向上)、確実なWindowsとの統合(Windows 仮想マシンドライバの更新、SCOM統合、他)、優れたセキュリティ(Direct Inspect API)などの既存の顧客に対しての先進的な機能が盛り込まれています。

機能がリリースされた暁には、Citrix XenServerのユーザはNutanixエンタープライズクラウドプラットフォームへの移行で既にNutanixの顧客が経験しているのと同じ以下のメリットを受けられることに気がつくことでしょう :

  1. 最初の展開の高速さと1クリックでの追加拡張 - XenServerの顧客はハードウェアを箱から出してから、仮想デスクトップを提供し始めるまでにものの2,3時間で、既存の環境を拡張する際にも数分でそれが出来るようになります。これはHero GroupRush大学でのNutanixでの体験と同じで、Nutanixソリューションの展開は1日かかりません。
  2. パフォーマンスのボトルネックなくリニアにユーザーを拡張 - XenServerのユーザは10,000のユーザーへも素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供できる環境へと拡張することが出来ます。これは多くのサイトをまたがった数千のユーザーをカバーするSt. Lukeが進んだのと同じような道のりです。お客様はサイジングや拡張性のリスクに対して、Nutanix VDI Assureanceサービス(訳注:国内での提供時期は未定)で備えることも出来ます。
  3. 低いコストと運用のオーバーヘッド - XenServerのユーザーはインフラストラクチャの管理、特にストレージの管理のための労力を最小化し、展開やトラブルシューティングのタスクをシンプルにすることで、TCOや運用のオーバーヘッドを大きく削減することが出来ます。これはYahoo! JapanがCitrixとNutanixを利用した後に、エンドユーザーのデスクトップやアプリケーションについて情報システム部門の個々人の生産性を高くして対応できたのと同じ体験になります。

終わりに : 求めているものが、ホステッドシェアードデスクトップであれ、グラフィックス辺獣の仮想化デスクトップであれ、リモートユーザーへの高速でセキュアなアプリケーションとデータへのアクセスであれ、NutanixとCitrixはともに、情報システム部門を支え、それを実現してきました。今日のNutanixがXenServerをサポートする計画であるというアナウンスはこの両社がエンドユーザーのニーズの提供にフォーカスしようという原点への立ち戻りのまたとない例で、仮想化を別のアドオンとして入れるという部分を排除し、インフラストラクチャをインビジブルにしているのです。

もっと詳しく知りたいですか? VDIとアプリケーション仮想化におけるXenServerのサポートについてのNutanixのソリューションブリーフはこちらからダウンロードできます。更にcitrix@nutanix.comに個別のブリーフィングやライブでのデモを依頼することも可能です(訳注:英語のみ)。さらに以下のリソースを参照して、もっと情報を得ることも可能です。

リソース:

Calvin Hsu氏のブログ: CitrixとNutanixは情報システム部門がアプリケーションとデスクトップ環境のコストと複雑性の管理をどのように手助けできるか (XenAppとXenDesktop、ShareFile、NetScaler VPX、その他がAHVで検証済みとなった際に投稿されたもの、訳注:翻訳予定なし、リンク先は原文)

XenServer 7の新機能についてはCitrixブログ内のXenServer 7 Launch - 知っておくべきこと(訳注: ネットワールド、Nutaixチームとしての翻訳予定はなし)

PVSとMCSの違いを知りたいですか? Kees Baggerman(CTP、Nutanixソリューションアーキテクト)とMartijn Bosschaart(テクニカルパートナーアーキテクト)のCitrix Synergyセッションはこちら

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX) ← 今回の記事からこちらのアカウントへ移行を始めております。

Nutanixエンタープライズクラウドクラウドの名前にふさわしく、素晴らしいスピードでの機能追加です。今回はvSphere、Hyper-V、AHVに続く第4のハイパーバイザーであるXenServerのサポートについてのアナウンスからです。VDIでGPUを利用する際の選択肢としても広がりますし、PVSでなくてはならないというニーズにも答えた素晴らしい選択だと思います。

まずはAsterixでTechプレビューとしてリリースのようですね、正式版が待ち遠しい!最近のリリースでハイパーバイザーの混在がアナウンスされましたので、まずはAHV、その後XSというようなお客様内でのロードマップも選択できるかもしれません。

そう、重要なのは「エンドユーザーのニーズに答える」ということです。

Citrix + AHVのビデオへ字幕を入れましたのでご紹介致します。

Citrix Runs on Nutanix Enterprise Cloud(ネットワールド字幕入れ) from miyo4i on Vimeo.

また、次回のネットワールドのNutanixのウェブセミナーは「AHV+XenDesktopやってみた!」です。是非お申し込みください。ネットワールドでは毎月(原則)第2,4水曜日に定例Webセミナーを実施しています。色々と試してみますので、ぜひ毎回ご参加ください!とくに「やってみた!」シリーズでは毎回ネタを募集しています! Twitterでも、Facebookでも、コチラからでもどしどしリクエスト受け付けます!