こんにちは。
Data Domainも今回で第八回目となりました。
第四回目ではDD Boost機能について見てきました。
今回はEMCジャパン様、ベリタステクノロジーズ様のご協力のもと、
Data Domain DD BoostとBackup Execを利用したバックアップ
パフォーマンス動作検証の結果をご紹介します。
[E:flair] 検証環境の構成を見ていきましょう。
■バックアップ検証環境
・ バックアップサーバ(1台)
・ バックアップ対象クライアント(ノートPC×5台,サーバ×1台)
■バックアップ検証環境(ネットワーク構成)
[E:flair] 次は検証項目パターンを見ていきましょう。
■ 検証項目パターン
各検証項目ごとにバックアップを3回実施し、バックアップの所要時間を測定しております。
<説明>
【検証1】【検証2】【検証3】【検証7】【検証8】【検証11】はバックアップ先を
CIFSとしたバックアップ検証になります。
【検証4】
DD Boostを利用し、Backup Execの重複排除処理をクライアント重複排除とした
バックアップ検証になります。(対象台数5)
【検証5】
DD Boostを利用し、Backup Exec側の重複排除処理を
メディアサーバ重複排除としたバックアップ検証になります。(対象台数5)
【検証6】
DD Boostを利用し、Backup Exec側の重複排除処理をクライアント重複排除とした
バックアップ検証になります。(対象台数1)
[E:flair] 次は各検証項目のバックアップ時間の結果について見ていきましょう。
■ バックアップ時間の比較
[E:shine]<全検証項目のバックアップ時間の結果>[E:shine]
全検証項目のバックアップ時間の比較をしますと、【検証4】のDD Boostを利用した
クライアント重複排除によるバックアップはパフォーマンスが向上し、バックアップ時間が短縮
する結果となりました。
■ まとめ
[E:flair] 弊社の検証ではバックアップ対象台数が5台の場合、CIFSと比較して
DD Boostを利用するクライアント重複排除によるバックアップでは
スループットが1.5倍~2倍に向上する結果となりました。
[E:flair] バックアップ対象が1台の場合、DD Boostによるスループットの効果は
得られませんでした。
『DD Boost』は同時に実行するバックアップジョブ数(シングルストリーム数)が
少ない場合、DD Boostによるパフォーマンス向上の効果を得られない場合が
ありますので、ご注意ください。
次回は別の機能についてご紹介したいと思います。
それでは次回もよろしくお願い致します。
担当:斉藤・吉田