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パワフル簡単ストレージ・VNXe3200デビュー!

EMC担当の石塚です。
先日、EMCの公式TwitterアカウントでCS放送のスカパーの4K放送用ストレージとしてIsilonが採用されたことがニュースになっていました。

【#4K 衛星放送を支える #EMC #Isilon 】  https://twitter.com/EMCJapan/status/468992586548785152/photo/1

 HD放送の4倍以上の情報を持つ4K放送となると利用するデータ量はとんでもない容量なんでしょうねぇ。 まさにIsilonが最適な案件だと思います!

さて、今回はVNXeシリーズのオーバービューに引き続き、5月5日にEMCworldで発表されたVNXe3200について詳しくお話したいと思います。

VNXe3200はこれまでのVNXeと同じ特性(キャラクター)はである「シンプル」「効率的」「低価格」はもちろん受け継いでいます。 (特性の話は前回の投稿 http://blogs.networld.co.jp/main/2014/05/kanntan.html をご覧ください。) 
この基本特性にプラスしてVNXe3200は上位製品であるVNXの「特徴的な機能」をも取り込みました! 本当にパワフルなエントリーモデルとしてリリースされたのです!!

Vnxe3200_2

まずはみなさん気になるスペック情報
大まかなスペック情報は以下の通りです。 おいおい(^^;と思うぐらいハイスペックなのがお分かり頂けますでしょうか? 実はほとんど上位のVNX5200と同じレベルなんですよね(笑)

<ハードウェア>
 CPU:Intel Sandy Bridge 2.2 GHz 4Cores×1(コントローラ毎)
 メモリ:24GB(コントローラ毎)
 サポートプロトコル:CIFS/NFSiSCSI,ファイバチャネル(オプション)
 標準ポート:10Gbase-T×4ポート(コントローラ毎)
 オプションポート:8Gb Optical FC×4ポート(コントローラ毎)

<ソフトウェア>
 FAST Suite :FAST VP,FAST Cacheフルサポート(FAST Cache最大200GB)
 Windows親和性:SMI-S, ODX, NPIV,管理プラグイン(MMCSnap-in)
 VMware親和性:VAAI, VASA, VSI, EMC Storage Analytics, VPLEX VE

新VNX と同じMCxアーキテクチャで「パワフル」なエントリーモデルに進化!
昨年秋口にリリースされた上位シリーズであるVNX Next Generationシリーズはこれまでのアーキテクチャを排して、新たなMCx(エムシーエックス)と言う概念でデザインされています。 詳しくは別の投稿でご説明しますが、マルチコアCPUを存分に発揮し、且つ処理能力が劇的に強化されている、と言う代物です。 VNXe3200はそのMCxでデザインされています! つまり従来のVNXe3150やVNXe3300と見た目は同じでも中身は全くの別物、と言っても過言ではありません。 実際にパフォーマンス検証などを行うと従来モデルとは比較にならない強力なパフォーマンスを発揮します。 弊社の検証結果をチラ見せします・・・と、思ったのですが少し長くなりそうなので、次回に持ち越したいと思います。

では、また次の投稿で。