皆様こんにちは!
ネットワールド SEの服部です。
私が担当するHorizon製品と連携可能なWorkSpaces Coreと呼ばれるソリューションについて検証しました。
今回はマスターイメージの作成~デスクトッププールの作成までを実施したいと思います。
HorizonをvSphere上に導入したことのある方にとって最初は混乱することがありますが、その原因はHorizon ConsoleとAmazon Consoleをどちらも触らないといけないためです。
下記表に設定内容ごとに操作するコンソールについてまとめます。慣れると混乱しなくなるのでご安心ください!

■6.マスターイメージ用WorkSpacesマシンの作成
[Amazon WorkSpaces] > [バンドル]の順にクリックし、使用するパブリックバンドルのIDをメモしておきます。
WorkSpaces Core用のパブリックバンドルとしてBYOPを利用します。BYOPでは通常のWorkSpaces用バンドルとは違い、WorkSpacesクライアントを使用して接続することができませんので、カスタマイズの際はリモートデスクトップ接続します。
WorkSpaces Personal のバンドルオプション - Amazon WorkSpaces
[Amazon WorkSpaces] > [ディレクトリ]の順にクリックし、対象のディレクトリのIDもメモしておきます。

[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] > [個人]の順にクリックし、先ほどメモしておいたバンドルID,ディレクトリのIDを使用しマスターイメージ用のWorkSpacesマシンをコマンドで作成します。

■7.マスターイメージ用WorkSpacesマシンへのHorizon Agentのインストール
[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] >[個人] > [対象のWorkSpacesマシン]の順にクリックし、IPを確認し、リモートデスクトップ接続します。
権限のあるドメインのアカウントで接続可能です。

Horizon Agentのインストール前に、マスターイメージのカスタマイズ(OS設定/アプリケーションのインストール等)を実施してください。今回は省略します。
2503のHorizon Agentを実行しインストールします。

要件に応じてインストールする機能を取捨選択してください。今回はUSBリダイレクトの動作確認をしたいので追加します。その他はvSphereに展開する際の選択肢と変わりませんでした。

再起動をしないように選択し、この状態ままHorizon Consoleに接続します。

■8.Horizon Connection ServerとHorizon Agentのペアリング(WorkSpacesマシンの登録)
Horzion Consoleにログインし、[設定] > [登録済みのマシン] > [その他]の順にクリックし、[対象のWorkspacesマシン]を選択し、[ゴールドイメージの設定]をクリックします。
設定後、WorkSpacesマシンの画面に戻り再起動します。

■9.イメージの作成
[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] > [個人] > [対象のWorkSpacesマシン]の順にクリックし、[イメージの作成]をクリックします。
[イメージ名]やイメージの説明を入力し、[イメージの作成]をクリックします。

[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] > [イメージ]の順にクリックします。イメージが作成されることを確認します。

■10.バンドル作成
先ほど作成したイメージをもとにバンドルを作成します。
[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] > [バンドル]の順にクリックします。対象のイメージを選択し、[アクション] > [バンドルの作成]の順にクリックします。
バンドル名、バンドルの説明、バンドルのハードウェアタイプ、ストレージ設定を選択し、[バンドルの作成]をクリックします。

バンドルが作成されることを確認します。

■11.デスクトッププールの作成
先ほど作成したバンドルをもとにデスクトッププールを作成します。
作成可能なデスクトッププールは[自動化されたデスクトッププール],[手動デスクトッププール],[RDSデスクトッププール]の3つです。今回は自動デスクトッププールを作成します。
Horzion Consoleにログインし、[インベントリ] > [デスクトップ] > [追加]の順にクリックします。

今回はフローティング(WorkSpacesマシンとユーザを紐づけない利用方法)のデスクトッププールを作成します。

デスクトッププールID、表示名(ユーザがHorizon Clientでログインした際に表示される)を入力します。対象のディレクトリを選択します。先ほど作成したバンドルを選択し、[次へ]をクリックします。
プロビジョニングの設定はvSphereに展開する時と変わりません。最大数と予備(プロビジョニング済みで起動しない状態のWorkSpaceマシンの数)を指定し[次へ]をクリックします。

リモートマシンの電源ポリシーは[電源最適化 時間単位の請求]を選択します。
電源管理スケジュールを追加します。対象の曜日に対して、サスペンド時間(この時刻以降はWorkSpacesマシンが停止する)と再開時間(停止させたWorkSpacesマシンを起動させる時刻)を設定します。

電源管理スケジュール追加後、ログオフ時の挙動等を設定します。

設定確認後、[送信]をクリックしデスクトッププールを作成します。
作成されたデスクトッププール名をクリックし作成状況を確認します。

対象のWorkSpacesマシンのステータスが[使用可能]になれば作成完了です。
[Amazon WorkSpaces] > [WorkSpaces] > [個人]の順にクリックします。対象のWorkSpacesマシンのステータスも[使用可能]になっていることを確認しします。

Horizon Consoleに戻り、作成したデスクトッププールの[サマリ]より[資格を追加]をクリックし、ADDSのユーザ/セキュリティグループを追加し資格を付与します。
資格付与についてはvSphereに展開した時と設定方法は変わりません。

以上で構築完了です。
次回は構築した環境を用いて各機能の動作を検証します。