本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のPrincipal Product ManagerであるAmit Jain氏によるものです。原文を参照したい方は"D... is Forever": ROBO Seriesをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。
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"Diamond is forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)”! このスローガンの素晴らしさはあなたが自分自身と、そして愛する人に対して、永遠と儚さの両方が含まれているということにつきます。
Image Source: DeBeers.com
同様に“Data is forever(データは永遠の輝き)”です! 我々はNutanixにおいてビジネスにおいてデータがいかにクリティカルであるか、そして我々が包括的なデータ保護を提供することがいかに重要であるかということをよく理解しています。ですから、皆様が望む限り、我々はこの部分に継続的に力を注ぐことをお約束し続けます。それだけではありません。我々はROBO(リモート/ブランチオフィス)のバックアップの展開と管理の両方をシンプルで便利なものにし、皆様の週末が充実した楽しいもので、愛する人とのつかの間の時間をすこすことに費やせるようにしたいと考えています。
完全なROBOソリューションスタック
データ保護はROBO管理者にとって最も大きな課題の一つです(ESG Report)。コンピューティング、ストレージ、バックアップ、そして災害復旧のための異なるソリューションに対応しなくてはならず、CapEx(導入コスト)とOpEx(運用コスト)の両方が増えていきます。今ではこうした様々なことはエンタープライズのデータセンタ内ではなんとかコントロールできているかもしれませんが、ROBOではそうではありません。ITスタッフを現地に一人も抱えていないということもほとんどです。ROBO環境は複数の流通拠点、保険屋/営業オフィス、オイル掘削機、巨大な製造プラントなどから構成されます。10、100、時には1000にも及ぶこうしたROBO環境を中央のデータセンターからリモートで管理しなければならないのです。ですから、シンプルさがキーとなり、コスト効率の良い、Nutanixの完全なROBOソリューションスタックが登場することになりました。こちらには物理的なコンピューティング/ストレージ(NX、Lenovo HX、Dell XCプラットフォームを選択できます)仮想化インフラストラクチャ(Nutanixネイティブのハイパーバイザ AHV)そしてデータ保護ソリューションが含まれており、すべての管理は我々のコンシューマーグレードのPrism Centralから行えます。
統合ROBOデータ保護: WAN超え、オンプレミス
WANを超える場合、仮想化ディスクと仮想マシンをROBO環境から中央の集中エンタープライズデータセンタのNutanixクラスタにレプリケーションすることができます。NutanixのCloud Connectを利用すればROBOからパブリッククラウドサービスーAmazon Web Services または Microsoft Azureに長期間的なバックアップを作成することもできます。こうした機能はNutanixのデータ保護機能にシームレスに統合されており、クラウドへのバックアップやクラウドからの復元はほんの数クリックで行なえます ー これはリモートのNutanixクラスタからでも同様です。
劇的にRTO(Recovery Time Object 復元目標時間)とバックアップストレージの効率は業界初のリダイレクトーオンーライトアルゴリズムを搭載したハイパーコンバージェンスベースのエンタープライズクラウドプラットフォームによって劇的に改善されます。
我々はWANの帯域がROBO環境において大抵の場合、限定されたもので、効果になりがちであるということも理解しています。ですから迅速な復元のためにローカル、またはオンプレミスのバックアップソリューションも必要になるでしょう。NutanixのTimeStream機能を活用して、クラスタ上(ROBO環境のメインクラスタ上)でスナップショットを取ることで、ソフトウェアの構成ミスやウィルス攻撃の場合に簡単で迅速な復旧を実現することもできます。
追加のローカルバックアップアプライアンスを別の障害ドメインに持ちたいと思うかもしれません。これについては新たに登場した1-ノードレプリケーションターゲットを利用することができます。このソリューションではNutanixのネイティブスナップショットを取ることができ、ROBO環境に特化して設計されています。非常にコスト効率が良く、組み込みの信頼性と最大で40TBの物理容量を備えています。Nutanixのネイティブハイパーバイザ(AHV)が動作し、工場出荷時からすぐに利用可能な状態になっています。Foundationツールを活用し、クラスタを構成してROBO環境のメインクラスタとストレージコンテナをマッピングすれば1-ノードターゲットは自動的にセットアップされるため、展開は非常に簡単になっています!
ですから、前に述べたようにNutanixを利用し効果的に、そして効率的に他のバックアップ、ソフトウェア、またはハードウェアベンダーの力を借りてROBO環境をより複雑にすることなくデータを保護することができるのです。
エンタープライズデータセンタ内のNutanixクラスタへのバックアップ/災害復旧
エンタープライズデータセンタへのバックアップ/DR(Disaster Recovery ー 災害復旧)のためにはWANを超えた複数のROBO環境からのスナップショットのレプリケーションの統合が必要となります。必要に応じてGB単価を最適化し、キャパシティを多く持つNutanixノードを既存のウェブスケールのNutanixシステムに追加し、ほとんど無制限とも呼べるスナップショットのリテンションを行わせることも可能です。我々は長期間に渡るリテンションについては他のソフトウェアとの統合が必要であるということも理解しており、VADP(VMware Storage API for Data Protection)のサポートと、アプリケーションレベルの一貫性をMicrosoftヴォリュームシャドウサービス(VSS)をサポートすることで実現しています。
グローバルな分散重複排除
グローバルでの分散重複排除機能によってもしも一つのROBO環境がすでにエンタープライズデータセンタのNutanix Backup/DRクラスタへ送信したデータブロック(以下の図では`A`と表記されています)を他のROBO環境が同じデータブロック(`A`)をWANを超えて再度バックアップ送信することがないように保証します。
これはデータが2つのNutanixクラスタ間でやり取りされる以前に実施されるフィンガープリンティングによって保証されます。こうした機能によってWANを超えて行われるバックアップ帯域を節約するため、すでに帯域に突いて制限を受けているROBO環境においてもその効率的な利用を実現することができます。それだけではなく、この機能はデータセンタにおけるストレージ要件も削減することにつながります。結果として非常にコスト効率が高いものとなります。
ファイルレベルの復元
この機能は仮想マシンの中の単独のファイルを仮想マシン全てを復元することなく実施する機能で面白い角度からの切込みとなっています。これによって復元の手順は非常に効率的になり、バックアップ管理者の手を煩わせる必要はなくなるのです。
Prism Central : 1-クリック集中管理
(訳注 : Nutanixを利用することで拠点オフィスに通知するのと同時に展開できる堅牢なプラットフォームを手に入れることができました。 Lovell Hopper氏 マネージャー、インフラストラクチャサービス エマージェンシーサービスのカリフォルニアオフィス)
データ保護に関してはごく小さなそしてシンプルでコスト効率が良い完全なROBOソリューションが出来上がりました。我々は「ダイアモンドスタンダード」であり、データはNutanix上にシンプルに保護されているのです。
ちょっとテクニカルなメモ: 科学者はある惑星はほとんどが炭素で構成されていると発見しました。そしてそのうち1/3は純粋なダイヤモンドであり “55 Cancri e”と名付けたのでした。(どうしてこんな名前なのか、不思議ですね?!) でもそれだけではありません、科学者によると10の次に0が34個も着くようなカラット数の星を発見したそうです! この星はビートルズの歌にあやかって Star Lucy と名付けられました "Lucy in the Sky with Diamonds"(すばらしい!)
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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX)
ちょっと前の記事になりますが、NutanixのROBOソリューションについて取り上げた記事を翻訳しました。Googleとの提携の記事でエッジという考え方が出てきています。Nutanixのポートフォリオを見回すとROBOソリューション、2ノード・1ノードソリューションの延長にこのエッジがいるように思えてなりませんので、先回りです。パート3まで全3回続けてお届予定です。
しかしこのAmitさん、なかなかの博識ですね。ダイヤモンドや天体についてのトリビアも入ったなかなか面白い記事でした。