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自由(Freedom)は勇敢の先に

本ブログエントリーはPernixData社のCEOであるPoojan Kumar氏のブログ記事を翻訳しています。 

本記事の原文はFreedom lies in being boldで閲覧可能です。

ネットワールドのPernixDataに関する情報はこちら。本ブログのPernixDataの記事のまとめはこちら

我々は旗艦となるソフトウェアのPernixData FVPの最初の会計年度を終えました。こちらのブログの記事(訳注:原文へのリンク)にあるように素晴らしいマイルストーンを刻むことができました。これについてはすばらしいアニメーションインフォグラフィックスもありますので、是非見てみてください。しかし、この記事のタイトルが言うように(Robert Frost氏の引用です)、状況は果敢なる新しい製品のエディション FVP Freedom の登場によってさらに良くなっていきます。

FVP Freedomの登場

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ストレージ業界は根本から変革されるべき時を迎えています。新しいメディアの革新をユーザーが活用するまでにアプライアンスが出荷されるまで待たなければならないという時代はもう過ぎ去りました。ストレージ装置の制限に打ち勝つためにアプリケーションのオーナーが(バッファキャッシュのサイズなどの)アプリケーションのチューニングを行わなくてはいけないという時代も終わりを告げました。

共有ストレージアプライアンスに紐付けなくてもハイスピードなメディアのメリットを享受するためのソリューションが必要とされており、我々はそれを提供しています。更に詳しくお伝えするならば、我々はキャパシティを共有ストレージ装置に残しながら、ストレージパフォーマンスをサーバ層に置く、新しい「分離された(Decoupled)」ストレージアーキテクチャを製品化しました。これはストレージアプライアンスに閉じ込められたエンドユーザーを開放することで、仮想マシンのパフォーマンスを最適化し、ストレージのコストを最小化します。

うまく行っているか? もちろん、イエスです。Pernixians(社員)、PernixPros(エバンジェリスト)、PernixPrimes(販売パートナー)、そして早期に導入してくださったお客様が皆さん、この動きに共鳴してくれています。我々はわずか15ヶ月で、250,000もの仮想マシンを最適化することが出来ました。小さなデザイン事務所から多くのグローバル2000に数えられる企業にも渡ります。

これで我々は満足しているか? もちろんノーです。全世界には500,000社ものVMware vSphereのお客様がいます。我々はこれらの仮想化サーバのすべてにPernix'd(Pernix化)してもらいたいのです。ですから、まだ長い道のりが残っています。

どうやったらこれをなしうることができるでしょうか? FVP ソフトウェアの能力をもっと大きなスケールで開放することです。FVP Freedom が生まれたわけです。

FVP Freedomとは?

FVP Freedom (2015年の秋に登場予定)は我々の FVP ソフトウェアの完全に無料のヴァージョンです。FVPの基本を構成する要素、例えば、Readの高速化と分散耐障害性メモリ(DFTM)を含んでいます。そして、ストレージ環境を高速化したいと思っている誰しもが利用できます。評価時間などの時間制限はありません。ソフトウェアの入手についても制限は全くありません。小さなVDI環境から大きなデータベース環境に渡ってあらゆるユースケースでその価値が提供できるように、と最もこれを重要視して設計しています。

FVP Freedomを利用することで、あらゆる人がサーバサイドストレージ高速化のメリットを我々のソフトウェアを単にダウンロードし、サーバ内のメモリの用途を変更することで感じることができるようになります。仮想マシンが早くなるということに加え、FVP Freedomは「仮想マシン中心(VM centric)」な仮想化インフラストラクチャの監視を、新しいレベルで行えるようになるのです。そして、それは今後仮想環境やストレージ環境を継続的に変更しても続けて利用が可能です。

それに加えて、FVP Freedomと一緒に我々はあらゆる人々がユースケースデザインパターン、リファレンスアーキテクチャ、その他有益な構成の情報を共有できるオンラインのコミュニティもスタートさせます。他の人の経験に習って夢に描いたデータセンタを構成するという以上に良い方法はありません。

ですから、「FVP Freedom」という名前の意図は明らかだと思います。あらゆる仮想化データセンタにシームレスにインストールし、大きく、かつ即時的なパフォーマンス面と監視面でのメリットを提供しながら、我々はパフォーマンスに課題を抱える会社のストレージインフラストラクチャに「自由」を提供するのです。古いストレージ、ハイブリッドアレイであってもその自由を提供できるのです。

なぜ今?

ストレージはまさに革新しつつあります。ユーザーはパフォーマンスが期待通りに出ない、過剰コストなソリューションに飽き飽きしています。ほとんどのストレージベンダーは「箱の外に出て考える」ということをしません。我々はこれに終止符を打ちます。

さらに、我々は人々がFVPを試して、強烈に引きつけられていることを知っています。500社もの会社が我々を信頼し、仮想化されたデータベースやホスティングウェブなど、もっともビジネスクリティカルなアプリケーションをPernixDataにあずけて頂いているのがこの証拠です。FVPは成熟した第3世代の製品です。今こそ、我々はこの良さを更に大きなスケールで共有し、Pernix化することをより容易にしたいのです。

最後に、我々は最高のストレージ高速化ソリューションを市場に継続して提供し続けていきます。FVPを更に多くの人々に使っていただき、様々なフィードバックをいただくことで、我々の製品を継続的に改良していくことができるようになるのです。

FVP Freedom は上で述べてきたことすべてを可能にします。

ストレージパフォーマンスの制限から自由になりたい場合にはクリックしてください。我々は果敢にもFVP Freedomで歩みを進め始めました。是非皆さんもご一緒しましょう。事前登録はこちらからこちら(訳注:国内でのFVP Freedomの提供方法・コミュニティ運営については現在メーカーと協議中です)。変革の最前線へとお連れすることをお約束します。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)