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Nutanix™ on Cisco UCS®について知っておくべき10の事

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のProduct Marketing Managerを務める EJ Bodnar氏によるものです。原文を参照したい方は10 Things to Know About Nutanix™ on Cisco UCS®をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページこちら

以下がNutanix™ on Cisco UCS®について知っておくべきトップ10の事です。

 

1) Nutanix™ Enterprise Cloud Platform for Cisco UCS® は2016年のCRNのプロダクト・オブ・ザ・イヤーの勝者に選出されました

  • CRN® はNutanix Enterprise Cloud Platform™ for Cisco® Unified Computing System (UCS) をハイパーコンバージドインフラストラクチャカテゴリにおける2016年のプロダクト・オブ・ザ・イヤーに選出しました。

  • Nutanix Enterprise Cloud Platform™ はテクノロジーと顧客からの要望の2つのサブカテゴリで1位を獲得しています。

     

2) 他のすべてのハイパーコンバージド製品を合計したよりも多くのお客様はNutanix™を選択しています

  • Gartner(1)によるとNutanix™ はマーケットにおいて50%以上のシェアを獲得しています。

 

3) Nutanix™を利用しているお客様は71%も管理のための時間が短縮され、TCOは58%も削減されています

  • Nutanix™ は複数のハイパーバイザーのサポート、先進的なデータ最適化、スケールアウトストレージサービスを含むウェブスケールの設計、予測的キャパシティプランニング、ワンクリックソフトウェアアップグレード、それ以外にも多数の機能を搭載しています。

 

4) Nutanix™は完全な評価と検証を経て、現在、既にお客様環境のCisco UCS® C-シリーズサーバでワールドワイドに稼働しています

  • Nutanix™ は独自にNutanix™ ソフトウェアをCisco UCS® C-シリーズサーバで検証し、認定を行いました。それに加え、Nutanix™ と Cisco® のチャネルおよびSIパートナーが既にお客様とパートナー様の環境の両方でNutanix™ ソフトウェアをCisco UCS® C-シリーズサーバ上で評価、検証に成功しています。

  • 複数の国で、複数の業種にまたがった複数のお客様がNutanix™ on Cisco UCS® C-シリーズサーバを本稼働環境で稼働させています。

 

 

5) ラックマウントのCisco UCS®サーバがサポートされ、現在ブレードサーバをサポートするために開発中です

  • Nutanix™ は現在ラックマウントサーバのCisco® C220 と C240で利用可能です。

    2016年の11月、Nutanix™は将来Cisco® B200 ブレードサーバをオールフラッシュとストレージオンリーノードとしてサポートする計画があることを発表しました。

  • Cisco® のお客様からのご要望があればNutanix™は更に他のUCS®モデルの追加も計画しています。

 

6) Nutanix™ for Cisco UCS® はソフトウェア製品としてリリースされ、事前に展開しておくことも、後から追加することも可能です

  • Nutanix™ は従来からの“meet-in-the-channel”モデルを活用し、Cisco UCS®サーバと別にNutanix™ ソフトウェアを購入できるようにしました。

  • 世界中の有力なCisco®チャネルパートナーがNutanix™ on UCS®をご提供します。認定ディストリビュータCisco®のリセラー、そしてNutanix™が自身の設備もしくはお客様サイトでCisco®ハードウェアとNutanix™ソフトウェアを一つにインテグレーションし、 Nutanix™ と Cisco® のお客様として期待通りの利用体験を保証します。

 

7) Nutanix™ software for Cisco UCS® の購入は簡単

  • The Nutanix™ software にはサポートが組み込まれており、Cisco UCS®のお客様にとって完全なソリューションとなっています。

  • Nutanix™ software はノード毎に、固定期間(1/3/5年)で価格設定されています。 

8) Cisco UCS® のお客様は業界標準のプロセスを活用し、最高の評価を得たサポートを利用することが出来ます

  • サポートはNutanix™ と Cisco® の業界をリードするカスタマーサポートチームによって提供されます。Nutanix™ はNutanixソフトウェアをサポートし、Cisco® はCisco UCS®ハードウェアをサポートします。
  • 殆どの場合において、明らかにハードウェアの問題であればCisco®へ、明らかにソフトウェアの問題であればNutanix™へと連絡を入れていただくことになりますが、Nutanix™ は常に最初の問い合わせをお受けする準備をさせていただいています。
  • Nutanix™ はCiscoのハードウェアサポートに対するケースをTSANet(Technical Support Alliance Network – www.tsanet.org)経由で行い、ここからCisco®へハードウェアのサポートと交換が引き継がれます。
  • お客様はNutanix™がネットプロモータースコアで90点以上を継続して達成している最高レベルのサポートを受けることが出来ます。

 

9) Nutanix™ はハイパーコンバージドインフラストラクチャを開拓しました

  • ハイパーコンバージドインフラストラクチャはx86ベースのコンピューティングとストレージのリソースをインテリジェントなソフトウェアでネイティブに結合し、サーバ、ストレージネットワーク、ストレージ装置に分断されたままの古くからのインフラストラクチャを置き換えるための柔軟なビルディングブロックを構成します。
  • ハイパーコンバージェンスはその実現が最終目的ではなく、最終目的地であるエンタープライズクラウドプラットフォームのための基盤となるビルディングブロックです。

 

10) Nutanix™ はエンタープライズクラウドプラットフォームを開拓しました

  • Nutanix™ はハイパーコンバージドインフラストラクチャの概念を開拓しました。しかし、他のベンダーそこを目的地としているのに対し、Nutanix™はハイパーコンバージドインフラストラクチャを完全なるエンタープライズクラウドプラットフォームを提供するための道のりの単なる通過点としてしか見ていません。
  • Nutanixの最終的な旅の目的はインフラストラクチャをインビジブルにし、お客様のビジネスを支えるアプリケーションとサービスにフォーカスしてもらうことです。
  • エンタープライズクラウドプラットフォームを提供することとは、お客様にオンプレミスに展開するか、パブリッククラウドに展開するかを強制してしまうような技術的な障壁を取り払うことであり、Nutanix™はCisco UCS®のお客様がこの双方へとまたがって展開できることを実現したのです。 
  • 結果として、どこにコンピューティングを配置し、どこへデータを格納するかという選択は究極的にシンプルになり、ビジネス状況での判断で決めることが出来ますし、自由にダイヤルを回すように行き来ができるようになるのです。 

 

Nutanix on Cisco UCS

Nutanix はコンピューティング、ストレージ、仮想化を直ぐに利用ができるエンタープライズクラウドプラットフォームにネイティブに融合させました。これによって30~60分での利用開始、あらゆるアプリケーションのあらゆる規模での稼働を実現させました。

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(1) Gartner Magic Quadrant for Integrated Systems Published: 10 October 2016

(2) IDC White Paper | Quantifying the Business Value of Nutanix Solutions, August 2015

 

© 2016 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix™ is a trademark of Nutanix, Inc., registered in the United States and other countries. Cisco® and Cisco UCS® are the registered trademarks of Cisco Technology, Inc. Nutanix is not associated with, sponsored or endorsed by Cisco.

 

Forward-Looking Statements

This blog includes express and implied forward-looking statements concerning product features and technology that are under development or in process and capabilities of such product features and technology, and our plans to introduce product features, including support for Cisco USC B-Series blade servers, in a future release. These forward-looking statements are not historical facts, and instead are based on our current expectations, estimates, opinions and beliefs.  The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events, and involves risks, uncertainties and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause our actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new product features or technology on a timely or cost-effective basis; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions, including public cloud infrastructure; a shift in industry or competitive dynamics or customer demand; and other risks detailed in our registration statement on Form S-1, as amended, filed with the Securities and Exchange Commission. These forward-looking statements speak only as of the date of this blog and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.  Any future product or roadmap information is intended to outline general product directions, and is not a commitment, promise or legal obligation for Nutanix to deliver any material, code, or functionality.  This information should not be used when making a purchasing decision.  Further, note that Nutanix has made no determination as to if separate fees will be charged for any future product enhancements or functionality which may ultimately be made available.  Nutanix may, in its own discretion, choose to charge separate fees for the delivery of any product enhancements or functionality which are ultimately made available.

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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今回の10の知っておくべきことシリーズは、プラットフォームについてです。NutanixがCisco UCSの上で動作する、しかもそれがCRNの2016でハイパーコンバージドインフラストラクチャでトップを取った!これは業界においては衝撃を持って迎えられたニュースでした。一方、そもそも(誤解を覚悟の上であえてこうした言い方をしますが)CVMとして動作しているNutanixのソフトウェアの大部分はハイパーバイザーに依存しない実装になっているでしょうし、Nutanix自身はNutanix CE(コミュニティエディション)でハイパーバイザー(AHV)を含めた様々なハードウェアでの動作に関する情報を吸い上げています。純正品がSuperMicroで、更にOpenComputingプラットフォームの動作も見据えているNutanixのソフトウェアは(サーバ機能部分は)ほぼそれを踏襲したUCSで動かないわけがありません。

一方でUCSを使っていて良いことはネットワークの巨人Ciscoさんならではのネットワーク関連の構成の簡単さです。これは将来的にはNutanix側でもそうした機能が提供される予定ですが、現時点では提供されていないものでNutanix on Cisco UCS、実は現時点では地球上でもっともOpEx(運用管理コスト)を削減出来るソリューションじゃないかと思います。

当社は記事の中にもあるようにCiscoのリセラー(ディストリビュータ)かつ、Nutanix社のディストリビュータですのでこの優れたソリューションをご希望のお客様にご提供することが可能です。詳しく知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。

さて、10の知っておくべきことシリーズはまだまだ続きます。