本ブログエントリーはPernixData社のシステムズエンジニアであるPeter Chang氏のブログ記事を翻訳しています。 Peter氏はネットワールドのプリセールス活動をサポートしてくださっている担当エンジニアでもあります。
本記事の原文はReal World IIS/.Net Workload Acceleration with PernixDataで閲覧可能です。
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実際のエンタープライズアプリケーションに関するシリーズ記事を続けましょう。今回は中規模のエンタープライズの環境で動作しているWindows 2003とWindows 2008の.NETを動作させているウェブサーバとアプリケーションサーバの高速化について示していきます。
環境を簡単におさらいしましょう :
- ESXi 5.0 Update 2がインストールされた8台のDell M620ブレードサーバのクラスタ
- 10Gbのネットワーク
- ストレージへはFCで接続
- バックエンドのストレージ装置はだいたい250本のスピンドル(FC, SAS, SATAを組み合わせ)で35,000~40,000IOPSを提供可能
- PernixData FVP 1.0と400GBのIntel S3700のSSDが各ホストにインストール
- 200より少し少ないぐらいの仮想マシンがWrite-Back(WB)と冗長化のために2つのレプリケーションで高速化
サーバ名はメインで動作しているアプリケーションに合わせて変更してあります。
アプリケーション: IIS/ .NETウェブサーバが動作しているWindows 2003 Std 64 ビット
概要: 外部のエージェントが利用するインターネットへ公開されたWebサーバのフロントエンド。サーバはポータルのウェブアプリケーションで、ユーザーを認証し、他のサーバからのデータのリクエストを中継します。
レイテンシ:
以下のグラフが示しているのは業務開始時間近くの1時間の値で、データストアのレイテンシはある辞典では10ミリ秒ほとのピークに達しています。この間隔の中でも仮想マシンから見たレイテンシは2ミリ秒ほどを推移しており、低いところで0.5ミリ秒、高いところでも4ミリ秒を保っています。これはWriteのためのレプリカを2つも作成している状態での値です。オレンジのラインで表示されているフラッシュデバイスのレイテンシは一貫して1ミリ秒未満であり、ユーザー・エクスペリエンスの観点からはFVPを実装した後のユーザー・エクスペリエンスは以前より非常に早く、クリックしてからページが切り替わるまでは「パッ!」という具合で、全体としてのパフォーマンスはより一貫した、そして予測可能なものになります。
記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)