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インフラストラクチャのベンチマークをよりシンプルに X-Ray 2.1登場

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSenior Product Marketing ManagerのMarc Trouard-Riolle氏によるものです。原文を参照したい方はSimpler infrastructure benchmarking with the launch of X-Ray 2.1 をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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X-Ray 2.0がリリースされたのはわずか4ヶ月前、.NEXT 2017 in Washington DCでのことでした。ですが、Nutanixのソフトウェアのイノベーションの速度は上がり続けています、今日、X-Rayの次なるリリースである2.1をアナウンスできることを素晴らしく思います。この自動化されたベンチマークツールはさらにシンプルな構成で利用できるようになり、追加で様々な検証ができるようになりました。

我々は皆、新たに利用開始をする前にインフラストラクチャを高度に検証しておくべきと考えがちです、ですが、実際に我々はビジネスクリティカルアプリケーションを実際に起こりうるシナリオの素で、単に「動くぞ!」以上の検証ができるでしょうか?こうしたアプリケーションがインフラストラクチャのコンポーネントが障害を起こしている際にもSLAを維持できるということを確信できるでしょうか?

NutanixのX-Rayはインフラストラクチャのパフォーマンス、堅牢性、可用性について実際に起こりうるシナリオのもとでラボでのベンチマークの手順を自動化するために作成されました。これはつまり、負荷がピークとなり利用率がスパイクしている、ソフトウェアのアップグレードのためリソースがオフラインになる、そしてもっと重要なことにはコンポーネントが障害を起こすなど、アプリケーションのパフォーマンスがその下のインフラストラクチャのよくあるイベントで影響を受けることを繰り返してシミュレーションすることができるようになるということです。

X-Ray 2.1は製品のユーザビリティを様々から向上させ、様々な検証とアーキテクチャの改善によって、インフラストラクチャのの検証を以前より更に簡単に行うことができるようにしました。

検索して見つけられる

X-Ray製品の主な改善点はユーザビリティで、UIのあらゆる部分から利用できる検索フィールドが登場しています。ユーザーがX-Rayの利用を増やしていくについれて、多くの数のシナリオや検証が走ることになり、その結果のリストが長くなっていくことになります。新しい検索機能によって以前実行した検証とその結果をそのままシンプルに検索フィールドに打ち込むだけで探し出せるようになります。

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シンプルな検索によって、検証と結果を探し出し、不要な検証をフィルタリングする操作が簡単になります。

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404 - エラーの意味がわかるようにする

ユーザーの利用体験を向上させるために、X-Rayはエラーのあつかいについてより詳細を表示するようにしました。ですから、エラーに遭遇したときに、その問題を診断する際により意味のある情報を含めることで手助けをしてくれます。

X-Rayアプライアンスの展開をシンプル化

X-Ray 2.1ではGNOME™で動作するグラフィカルなネットワーク構成ツールが登場しました。このツールはX-Rayアプライアンスの構成を行う際に利用できます。このUIではシンプルなUIを提供することでユーザーがLinux®のCLIを理解してネットワークを構成する必要はなくなっています。

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様々な検証の柔軟性

お客様がX-Rayの利用を拡大していく中で、新たなテストシナリオや様々なリクエストが出てきました。そんなリクエストの中の一つがVDI関連の検証でパラメーターの数字を変更したいというものでした。あるお客様はテストシナリオの際に少ない数の仮想マシンを展開し、検証サーバーを小さくことで、最終的なVDIソリューションの展開を小さなノードで実現できるかどうか確認したいというものでした。

X-Rayはタスクワーカー、ナレッジユーザー、パワーユーザーのVDI検証シナリオでユーザー数を25仮想マシンにまで小さくできるようになっています。

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Nutanix X-Rayが皆様のインフラストラクチャのパフォーマンスと可用性の要件を理解するのにどのように役立つのかもっと学ぶためにはこちらから本日無料でダウンロードできます!

更なるコンテンツとコミュニティによる調査はNutanix X-Ray フォーラム(プライベートフォーラム)はこちら。さらに、直接Nutanix X-RayチームにEmailすることもできますxray@nutanix.com (注意:応答時間は時と場合によりけりです)。

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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みなさんの大好きなベンチマークツール、Nutanixの純正品のX-Rayがより細かな設定と優れたUIを備えてのヴァージョンアップです。面白いのは今回はお客様からのフィードバックに答えた形でのエンハンスメントが多いようです。

まだ私自身触っておりませんが、シナリオを様々にカスタマイズすることでよりお客様の想定に近いワークロードを流せるようになっているようです。

今回の記事には書かれていませんでしたが、本ツールはあくまでピークパフォーマンスを図るツールではなく、現実的なシナリオ(障害やアップグレード時のリソースの低下)でのパフォーマンス変化を見るツールです。そうした意味では今後も様々なシナリオが増えていくことでしょう。

当社でも様々なシナリオを流してみて結果を皆様にフィードバックしたいと思います。