皆様こんにちは。 ネットワールド SE有田です。
表題のとおり既存のNutanixユーザーにはお馴染みのallsshですが、
ProxmoxVEを利用していると『allssh使えたらいいなー便利だよなー』なんて場面が多々あるかと思います。
という訳でProxmox VEでallsshやってみました。
では早速事前準備から初めてまいりましょう。
事前準備
ソースコードはgithubで公開されているので各自でダウンロードしましょう。
↓ここです
https://github.com/jiangcuo/allssh-proxmox
ダウンロードが済んだら、お好みのツールを利用してちゃちゃっとProxmoxVEにアップロードしてしまいましょう。
アップロード先のフォルダ:/usr/bin
※allsshをコマンド実行する全てのノードに配置してください。
特定の1nodeからのみ実行する場合は該当ノードのみ。
起動確認
早速起動を確認してみます。
allssh -v
駄目ですね、起動しません。
どうもファイルに適切に権限が設定されていない様です。
では権限を割り当てましょう。
chmod 755 /usr/bin/allssh
起動可能になり、バージョンが表示されました。
※allsshコマンドを利用したい全てのノードで実行してください。
特定の1nodeからのみ実行する場合は該当ノードのみ。
コマンド実行
allsshは以下の様に対象になるIPアドレスをすべて含めるコマンドでも実行は可能です。
例 allssh -uroot 10.13.161.4,10.13.161.4
,10.13.161.4
date
とはいえ毎度の事になると大変だし、台数が増えてくると毎回すべてのノードのIPを打ち込むのは現実的じゃないのでグループ登録しちゃいましょう。
以下のコマンドでviエディタを起動します。
vi ~/.allsshrc
※allsshコマンド利用したい全てのノードで実行してください。
特定の1nodeからのみ実行する場合は該当ノードのみ。
クラスタ名とallssh対象ホストを書き込みます。
[PVECL]
10.13.161.4
10.13.161.5
10.13.161.6
では早速利用してみましょう。
allssh @PVECL date
エラーがでました。
へこたれずに、一度各ホストにsshでログインしてみます。
ssh root@10.13.161.5
※allsshコマンド利用したいノードから各ノードにログインしてください。(自身含む)
今度こそ利用可能になりました。
allssh @PVECL date
今回はproxmoxでallsshを利用する方法に関してご紹介致しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。