本ブログエントリーはPernixData社のVP MarketingであるJeff Aaron氏のブログ記事を翻訳しています。
本記事の原文はAnalytics: Bringing Clarity to the Confusing War of Storage Wordsで閲覧可能です。
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ストレージの業界はこれまでにないほどまでに盛り上がっています。新しいアプリケーションや新しいメディアなどのすべてが、天文学的なまでのデータ量の増大を引き起こしています。これまでにないほどまでにストレージは戦略的でなくてはなりません。
しかし、ストレージはこれまでにないほどまでに誤解を引き起こしています。
従来型のSAN/NASアーキテクチャはこの傾向の変化に追従ができなくなりました。例えば、仮想化は一般的なストレージをアプリケーションのパフォーマンス不足、割にあわないコストという面から、文字通り破壊してしまいました。
あらゆるプレイヤーがこの困難に最も適切に対処するための方法を知っているように見えます。サーバサイドストレージ高速化、オールフラッシュストレージ(AFA)、そしてハイパーコンバージドプラットフォームがその主たる対処法です。
しかし、実際問題として、あらゆる会社組織はことなっています。そして、たとえ、同じ会社の中であったとしても、異なるアプリケーション要求があり、そのために複数のストレージソリューションが必要になってくるのです。
その中で共通していることが一つあります。何がそれを引き起こしているのかということをよく知り、それがどのように変化していっているのかを掴んでおかなければ、そのデータセンターの問題を解決することは出来ないということです。
これが「分析ドリブンのストレージ」という新しい時代の幕開けにつながります。
分析 : 縛りを行う紐付き
既存の仮想マシンの管理ツールは詳細なストレージのデータを持ち合わせていません。同様に、既存のストレージ管理ツールも適切なアプリケーションの可視性を欠いており、また、特定のストレージソリューションに紐付いています。(例えばそのハードウェアを作っているストレージベンダーに紐付いています)
これが今日のデータセンターに巨大な断崖(キャズム)を生み出しています。包括的な分析ができないので、ストレージの設計、展開、最適化、そして管理を効率的に行うことは非常に難しい物になります。
これに対する最初のステップはサーバ内にストレージのインテリジェンスを入れることです。ここは正確な仮想マシンのデータを収集し、それをあらゆるストレージプラットフォームからの情報と結合させるには最高の場所です。この概念はインフラストラクチャ分析と呼ばれています。
ここを利用することで刻々と変化するワークロードを正確にそして、継続的に把握することが出来るようになり、仮想マシンとストレージの詳細な振る舞いを可視化してみることで、インテリジェントな設計と管理の判断ができるようになります。例を挙げると、Read/Writeの比率、データのアクセスパターン、ブロックサイズ、データと特定のストレージプラットフォームの能力など、刻々と変わり続ける詳細を把握することができるようになるのです。
このような知見を持つことで、確信を持ってあなたの環境にとって適切なストレージアーキテクチャ(と製品)を選択することが出来ます。ストレージの購入を検討している際に、高価なオーバープロビジョニングのためのコストを避けることも可能です。さらに、ストレージソリューションの構成を最適化し、アプリケーションのパフォーマンスを最大化することも可能です。
加えて、これは「やっておしまい」ではないということを付け加えさせてください。ワークロードは常に変化していきます。設計における判断も現在や将来の要件を反映して繰り返し行われることになります。適切なツールを利用し、環境の成長につれて常に分析、最適化を行うことが出来るのです。
ストレージと仮想マシンの環境にこれまでにない可視性をもたらすことがすべての始まりです。そこから、ストレージを最適化し、ビジネスのニーズと将来の要件の成長予測に見合うだけのコストの最適化が行えるのです。
記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)