日に日に春の匂いを感じる今日この頃。
もう Tokyo は Spring has come ですかね🌸
在宅ワーク中心の生活が始まり、もう1年が過ぎました。
私たちの生活様式が変わったとしても、変わらず春がやってくることは嬉しい限りです。
とはいえ、年々、異常気象や気候変動について意識せざるをえません。
この春がなくなってしまうことは悲しいことです😢
コロナ後は脱炭素やSDGsといった『環境』をどう捉えるか、『経済』とどう循環させていくのかが今後のKeyではないでしょうか🔑
毎度、タイトルと異なる話から始まりがちですね。
みなさまご無沙汰しております。
ストレージ基盤技術部のコガ・トモヒロです。
『ニック』と言えば・・・
私の中でニックといえば、川崎ブレイブサンダース⚡のニック・ファジーカス🏀
サンダースファミリー、いや、バスケットボールが好きな人にはお馴染みですよね。
もとい、、、
今回お伝えしたいのはニック=NIC = Network Interface Card のことになります。
改めてこんな話はする必要はないと思う一方、
弊社の中ではちょっとザワつき、そして、やってくれるぜ、Cloudian!という経緯もありましたので今回、紹介させてください。
(クラウディアンさんも特にアピールもされていないようですし、僭越ながら!)
おさらい
現在、Cloudianからリリースされている1UモデルのHypeStoreアプライアンスは1600シリーズになります。(型番はHSA-1600)
※下記ページの「HyperStore 1600 Series」の「Data Sheet」から詳細を確認できます
既にデータシートを読んだコアなファンの方はお気づきかもしれませんが、気になる箇所を拡大してみましょう。
むむっ!
そして、忍者も気付いたようです。
なんと、Network Interfaces(つまり NIC) に 10GBaseT(RJ45)の文字が!!!
なぜそんなに驚くの?
1600には旧劇場版と新劇場版ならぬ、旧と新の2つの世界線があります。
NIC部分について1500時代から少し、振り返ってみます。
1500 :RJ45か光モジュール(SFP+)を選択可能
旧1600 :光モジュールのみ(SFP+/SFP28/QSFP28)
新1600 :RJ45か光モジュール(SFP+/SFP28/QSFP28)を選択可能
つまり、旧1600時代に完全に姿を消した10G Base-T(RJ45)が新1600にて電撃復帰したのです⚡
旧1600時代の受難
(もはや過去の話なので多くを語る必要はない気もしますが、少しお付き合いください)
日本ではコストメリットのある10G Base-T(RJ45)を利用したいお客様も多くいらっしゃいます。また、光のスイッチ、ケーブルを一定数もしくは新規に用意するとなると、ストレージと周辺機器を合わせた全体金額がどうしても上がってしまいます。
また、既存の1500シリーズで10G Base-T(RJ45)を使用してクラスタ構成を組んでいる場合、新たにノードを追加するにはどうする?といった懸念や、以前見積ってた1500の10G Base-T構成で商談進めてるけどどうする?といった声も聞こえてきました。
クラウディアン社の皆様とは本件で何度もMTGを行い、日本での10G Base-Tの需要なども議論しました。今思えば、議論ではなく、ただの「お願い」だったかもしれません💦
しかし、なくなったものは致し方なし!
ということで、10G Base-T(RJ45)構成をあきらめ、社内のロードバランサー担当者やネットワークスイッチ担当者とも話しつつ、SFP28やSFP+や互換性のことなど改めて学びつつ、Cloudian以外の周辺機器の構成をどうしたらよいか検討していました。
新1600にて10G Base-T(RJ45)復活の狼煙
そんな中、そんな中、10G Base-T(RJ45)復活!の朗報が飛び込んできたのです。
クラウディアン担当マーケのMと私は、歓喜に震えました\(^_^)/
私たちのお願い or 悲壮感が伝わった!のかは定かではありません(笑)。
しかし、現場の声というか、日本市場のリクエストにも耳を傾け、即時対応してくれる企業なんですクラウディアン!What a cool !! Cloudian !!
HyperStore1600にブラザー"S"が加入
先述のData Sheetをよく見ると「Option1」「Option2」と記載されています。
そうなんです。1600ファミリーに新たなbroが加入しました。
(今までのQCT Model に加え、SMC Modelが加わりました)
つまり、
- Option1=QCT Model
- Option2=SMC Model 👉ブラザー "S"
私、当初、10G Base-T(RJ45)対応のためのSMC Modelの加入だと思いました。はい。
しかし、QCTでも10G Base-T(RJ45)が搭載可能になったのです!
というわけで、QCTもSMCも10G Base-T(RJ45)を搭載可能です!
じゃあ "Q" と "S" はどう違うの?
大きく 4つ になります。
- 長さ(奥行)
- オンボードNIC [ 10G Base-T(RJ45)] の有無
👉QCT:なし ※ただし追加NICとして搭載可能
👉SMC:あり - 10G Base-T(RJ45)の最大搭載口数
👉QCT:2
👉SMC:4 - NICの構成パターン数
👉QCT:4
👉SMC:6
特徴をざっくり言いますと、
- 【QCT】NIC数を抑制(VLAN冗長でOK)したい
- 【SMC】物理冗長を優先したい
になります。
また、Base-T(RJ45) or トランシーバー、10/25Gb or 40/100Gbなどなどご希望に合わせて、NICの構成を柔軟に組むことができますので、構成パターンの詳細については弊社までお問合せください。
(詳細説明は長くなってしまいますので、この場では割愛させて頂きます)
最後に
今回は10G Base-T(RJ45)の復活とクラウディアンさんの社風?雰囲気?をお伝えしました。
気になる点など、どんどん声をあげて頂ければ、 ひょっとすると、ひょっとすると対応してくれるかも!?しれませんので皆様の声、お待ちしています!
それではまた近いうちにお会いしましょう🌸