こんにちは、ネットワールドのストレージ担当 細川です。
新緑が心地よい季節となりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
今回はSCG使いこなし術~続~ということでSCG/VEのrootパスワードリセット方法を紹介したいと思います。あまり需要は無いかもしれませんが、先日rootパスワードをリセットしたいといった問い合わせがあり手順をまとめたので記載します。再デプロイよりも短時間で実施できるのでぜひ参考にして頂ければと思います。
※本手順は、SCG/VE「5.20」にて検証を実施
1.VMware または Hyper-Vの管理インターフェイスから、仮想アプライアンスを再起動します。※今回はHyper-V環境を例に紹介します。
2.スプラッシュ画面が表示されたら、コンソールウィンドウをクリックし、「e」を押します。そうするとgrubエディタが表示されます。 ※Grub はブートローダー用のスクリプトインターフェイスです。
※上記画面が表示されたら、素早く「e」を押して下さい!!
※上記画面がgrubエディタ画面になります。
3.矢印キーを使用して「resume」という単語を含む行に探し、行の末尾に移動します。
4.行の末尾に移動したら、次の文字列を入力して下さい。
init=/bin/bash (この変更は再起動後に消えます)
5.文字列入力後にF10を押して仮想マシンを再起動すると、シングルユーザーモードでrootプロンプトが起動してきます。
6.次のコマンドを入力します。
mount -o remount,rw /
mv /etc/default/passwd /etc/default/passwd.disabled
passwd
7.VMware または Hyper-Vの管理インターフェイスを使用して、仮想アプライアンスを再起動します。
8.仮想マシンコンソールまたはSSHクライアントを使い、パスワードが変更されていることを確認します。
皆様、如何だったでしょうか。もしSCG/VEのrootパスワードリセットが必要になった際には、本手順を参考にして頂ければと思います。ちょっと役立つ小ネタ的情報を今後も取り上げていきたいと思います。
それでは、また次回をお楽しみに。
Networld Techのブログ一覧はこちら!