みなさん、はじめまして。
IBM IPS製品技術担当の小室です。
今回、新たにIBM IPS製品に関するブログを開始する運びとなりました。
IBM IPS製品に関するさまざまな情報をお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
初回の今回は、IBM IPS製品のラインナップについてご紹介します。
以下が、IBM IPS製品のラインナップです。
- IBM Security Network IPS アプライアンス GXシリーズ(旧名称:IBM Proventia Network IPS)
・X-Force(民間企業最大のセキュリティ研究開発組織)による研究結果の活用
・独自のプロトコル分析モジュール(PAM)による脆弱性分析
・脆弱性に対する事前防御を実現するVirtual Patch Technology - IBM Security Network IPS 仮想アプライアンス GVシリーズ(旧名称: IBM Proventia 仮想化ネットワーク・セキュリティー・プラットフォーム)
・実績のIBM Security Network IPS アプライアンスを仮想化
・仮想環境内にIBM Security Network IPSを実装可能 - IBM Security Network Protection XGSシリーズ NEW!!
・次世代型IPSで求められる機能を搭載
・IDやアプリケーションによるコントロールを提供
・IPレピュテーションやSSL Inspection
過去に、インターネットセキュリティシステムズ社からProventiaというIPSが販売されていましたが、2007年に経営統合が行われ、現在はIBMブランドとして開発・販売を行っているのが、IBM Security Network IPSになります。
IBM Security Network IPSには、物理アプライアンスモデルのGXシリーズと仮想アプライアンスモデルのGVシリーズがあります。
IBM Security Network Protection XGSシリーズについては、IBM Security Network IPSの機能を継承しつつ、IPレピュテーションやSSL Inspectionなど、次世代型IPSに求められる機能を搭載した最新モデルになります。
現状、物理アプライアンスモデルのみの販売となりますが、今後、仮想アプライアンスモデルがリリースされる予定です。
製品のおおまかな棲み分けですが、純粋なIPS専用装置をお求めのお客様には、GXシリーズ、仮想環境の保護を行いたいお客様にはGVシリーズ、IPレピュテーションや暗号化通信の検査など、より高度なセキュリティチェックを行いたいお客様には、XGSシリーズのように棲み分けしていただければと思います。
以下は、IBM IPS製品で行える対策になります。
レガシーOSの保護と延命
※直近のOSとアプリケーションのサポート終了状況
- RedHat Enterprise Linux 3(2014年1月サポート終了)
- Windows XP/Office2003(2014年4月サポート終了)
- RedHat Enterprise Linux 4(2015年2月サポート了)
- Windows Server 2003(2015年7月サポート終了)
- RedHat Enterprise Linux 5(2017年3月サポート終了)
直近では、2015年2月に、RedHat Enterprise Linux 4のサポートが終了しました。また、2015年7月にはWindows Server 2003のサポートが終了しますので、OSサポート切れ対策にIBM IPS製品をご利用いただけます。
突発的に発生する広範囲への脆弱性対策
2014年に世間を騒がせた、OpenSSL、Apache Struts、IEなどの突発的に発生する広範囲への脆弱性対策にIBM IPS製品をご利用いただけます。
標的型メール等による情報漏えい対策
実在の組織や活動内容を騙って、特定の企業や組織を対象とした悪意あるメールの送信が増えています。ウイルスの侵入や感染を防ぐためのネットワーク監視やウイルスに感染したPCによる外部との通信を検出し、ウイルスが窃取した情報を外部へ送信することを防ぐ対策としてIBM IPS製品をご利用いただけます。
以下の弊社WebページにもIBM IPS製品のラインナップについて記載がありますので、ご覧ください。
http://www.networld.co.jp/ibm/hw.htm
それでは次回もよろしくお願いします。
担当:小室