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IBM IPS製品ブログ開始のごあいさつ

みなさん、はじめまして。

IBM IPS製品技術担当の小室です。

今回、新たにIBM IPS製品に関するブログを開始する運びとなりました。

IBM IPS製品に関するさまざまな情報をお伝えしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

初回の今回は、IBM IPS製品のラインナップについてご紹介します。

以下が、IBM IPS製品のラインナップです。

  1. IBM Security Network IPS アプライアンス GXシリーズ(旧名称:IBM Proventia Network IPS)

    ・X-Force(民間企業最大のセキュリティ研究開発組織)による研究結果の活用
    ・独自のプロトコル分析モジュール(PAM)による脆弱性分析
    脆弱性に対する事前防御を実現するVirtual Patch Technology

    Gx_3

     

  2. IBM Security Network IPS 仮想アプライアンス GVシリーズ(旧名称: IBM Proventia 仮想化ネットワーク・セキュリティー・プラットフォーム)

    ・実績のIBM Security Network IPS アプライアンスを仮想化
    ・仮想環境内にIBM Security Network IPSを実装可能

    Gv_3

     

  3. IBM Security Network Protection XGSシリーズ NEW!!

    ・次世代型IPSで求められる機能を搭載
    ・IDやアプリケーションによるコントロールを提供
    ・IPレピュテーションやSSL Inspection

    Xgs_3



過去に、インターネットセキュリティシステムズ社からProventiaというIPSが販売されていましたが、2007年に経営統合が行われ、現在はIBMブランドとして開発・販売を行っているのが、IBM Security Network IPSになります。

IBM Security Network IPSには、物理アプライアンスモデルのGXシリーズと仮想アプライアンスモデルのGVシリーズがあります。

IBM Security Network Protection XGSシリーズについては、IBM Security Network IPSの機能を継承しつつ、IPレピュテーションやSSL Inspectionなど、次世代型IPSに求められる機能を搭載した最新モデルになります。

現状、物理アプライアンスモデルのみの販売となりますが、今後、仮想アプライアンスモデルがリリースされる予定です。

製品のおおまかな棲み分けですが、純粋なIPS専用装置をお求めのお客様には、GXシリーズ、仮想環境の保護を行いたいお客様にはGVシリーズ、IPレピュテーションや暗号化通信の検査など、より高度なセキュリティチェックを行いたいお客様には、XGSシリーズのように棲み分けしていただければと思います。

以下は、IBM IPS製品で行える対策になります。

レガシーOSの保護と延命

※直近のOSとアプリケーションのサポート終了状況


直近では、2015年2月に、RedHat Enterprise Linux 4のサポートが終了しました。また、2015年7月にはWindows Server 2003のサポートが終了しますので、OSサポート切れ対策にIBM IPS製品をご利用いただけます。

突発的に発生する広範囲への脆弱性対策

2014年に世間を騒がせた、OpenSSL、Apache StrutsIEなどの突発的に発生する広範囲への脆弱性対策にIBM IPS製品をご利用いただけます。

標的型メール等による情報漏えい対策

実在の組織や活動内容を騙って、特定の企業や組織を対象とした悪意あるメールの送信が増えています。ウイルスの侵入や感染を防ぐためのネットワーク監視やウイルスに感染したPCによる外部との通信を検出し、ウイルスが窃取した情報を外部へ送信することを防ぐ対策としてIBM IPS製品をご利用いただけます。


以下の弊社WebページにもIBM IPS製品のラインナップについて記載がありますので、ご覧ください。

http://www.networld.co.jp/ibm/hw.htm

それでは次回もよろしくお願いします。

担当:小室